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2019 年度 実績報告書

タンパク質発現動態の光制御と多重蛍光計測のための基盤技術の構築

公募研究

研究領域共鳴誘導で革新するバイオイメージング
研究課題/領域番号 18H04734
研究機関京都大学

研究代表者

磯村 彰宏  京都大学, 高等研究院, 特定助教 (70512466)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード光遺伝学 / 蛍光イメージング / シグナル伝達
研究実績の概要

近年の光遺伝学技術の発展に伴い、多様な細胞内活動を極めて高精度の時空間分解能で制御することが可能になってきた。しかし、タンパク質の発現ダイナミクスを光誘導すると同時に、誘導されたタンパク質の細胞内動態を直接イメージングする技術は未だ確立していない。もしそのような技術が確立すれば、光誘導による転写・翻訳を経て生成されたペプチド鎖が、ゴルジ体などの適切な細胞小器官へと輸送・修飾・成熟化され、さらに下流の経路へとシグナル伝達するまでの様子を系統的に観察することが可能になり、細胞内情報処理機構のさらなる理解に繋がると考えられる。そこで本研究では、光遺伝学技術によって発現誘導されたタンパク質の細胞内ダイナミクスを多色の蛍光チャンネルによって可視化することを可能にする基盤技術の確立を目指した研究を行った。これまでの研究で、青色光遺伝学と相補的な新規蛍光イメージング技術の検討を進めた。その結果、青色光照射条件においても褪色しない有用な蛍光イメージング技術を見出した。この当該蛍光イメージング技術によって、光誘導したタンパク質の発現量の3時間周期の増減を定量することができた。また、同様に青色光照射条件において使用可能な、細胞内局在マーカーの選定も進めた。その結果、青色光照射条件下において、細胞内局在マーカーを蛍光イメージングしながら光誘導したタンパク質の発現ダイナミクスをモニターすることが可能になった。

現在までの達成度 (段落)

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和元年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Dynamic Delta-like1 expression in presomitic mesoderm cells during somite segmentation2020

    • 著者名/発表者名
      Takagi Akari、Isomura Akihiro、Yoshioka-Kobayashi Kumiko、Kageyama Ryoichiro
    • 雑誌名

      Gene Expression Patterns

      巻: 35 ページ: 119094~119094

    • DOI

      10.1016/j.gep.2019.119094

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Coupling delay controls synchronized oscillation in the segmentation clock2020

    • 著者名/発表者名
      Yoshioka-Kobayashi Kumiko、Matsumiya Marina、Niino Yusuke、Isomura Akihiro、Kori Hiroshi、Miyawaki Atsushi、Kageyama Ryoichiro
    • 雑誌名

      Nature

      巻: 580 ページ: 119~123

    • DOI

      10.1038/s41586-019-1882-z

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Oscillations of MyoD and Hes1 proteins regulate the maintenance of activated muscle stem cells2019

    • 著者名/発表者名
      Lahmann Ines、Brohl Dominique、Zyrianova Tatiana、Isomura Akihiro、Czajkowski Maciej T.、Kapoor Varun、Griger Joscha、Ruffault Pierre-Louis、Mademtzoglou Despoina、Zammit Peter S.、Wunderlich Thomas、Spuler Simone、Kuhn Ralf、Preibisch Stephan、Wolf Jana、Kageyama Ryoichiro、Birchmeier Carmen
    • 雑誌名

      Genes & Development

      巻: 33 ページ: 524~535

    • DOI

      10.1101/gad.322818.118

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2021-01-27  

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