公募研究
独自に開発した1細胞レベル且つ固定化した細胞・組織切片上で解析可能な新たなクロマチン構造解析技術ChILseq法(Nat Cell Biol. 2018:責任著者)を更に発展させ、トランスクリプトームを同時解析する手法の確立を目指した。具体的には独自に開発した1細胞レベル且つ固定化した細胞・組織切片上で解析可能な新たなクロマチン構造解析技術ChILseq法(Nat Cell Biol. 2018:責任著者)を更に発展させ、トランスクリプトームを同時解析する手法の確立を行った。更に、トランスクリプトーム、エピゲノム、プロテオームの3つの情報を加えた空間トランスオミクス技術の開発を行った。エピゲノム情報は、組織切片を予めChILT法、プロテオーム情報はCITEseqと同様のアプローチながらChILseq用プローブを発展的に改変した手法によりデータ取得を試みた。エピゲノム情報をpolyARNAに置換させておき、トランスクリプトーム取得時に同時に獲得に成功した。本法はChILseq2.0と命名し、予備検討に成功、現在論文発表準備を進めている。一方で、エピゲノム、プロテオーム情報を取得する手法については現在公開準備を進めている。またプロテオーム解析については、用いる抗体の数がボトルネックとなるため、現在利用可能な抗体数を最大化する新たなモノクローナル抗体開発法の確立を進めた(論文発表準備中)。また、空間オミクスは、1分子FISHを取り入れた新たな解析法の確立を進めた。ChILseq2.0については実データ取得を既に行い現在共同研究を進めている。
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (12件) (うち国際共著 1件、 査読あり 12件、 オープンアクセス 12件) 学会発表 (6件) 図書 (1件) 産業財産権 (1件)
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