実験計画-1: H28-29年度の研究で作製した「DNA損傷部位をリアルタイムに可視化できる遺伝子改変マウス53BP1-EGFP」を対象に、京都大学放射線生物研究センターのガンマセルや、量子研機構・放射線医学総合研究所HIMACにて、それぞれガンマ線及び鉄イオンビームを全身照射した。照射後に主要臓器を速やかに摘出し、培養細胞化、及び凍結切片を作成し、各臓器におけるDNA損傷の発生頻度を定量化した。もって、各臓器の放射線感受性を比較検討した。 実施計画-2: H28-29年度の研究で作製した「放射線抵抗性関連遺伝子の臓器特異的cKOマウス」の遺伝学的系統を安定化させるため、マウスの交配を重ねるとともに、バッククロスを行い、次年度の実験で使用するin vivo実験系を構築した(マウス系統の準備を進めた)。
|