公募研究
本研究課題では、研究代表者が開発した世界最先端の高解像度極域気候モデルNHM-SMAP v1.00を南極氷床に適用する。そのシミュレーション結果を解析し、NHM-SMAP v1.00が近年の南極氷床の雪氷質量損失を再現出来ているかどうかを調べる。初年度は、まず、南極におけるNHM-SMAPのモデル設定を確立させ、雪氷物理状態のスピンアップを行った。グリーンランド氷床に適用したNHM-SMAP v1.00では、水平解像度を5kmとしていたが、計算時間と結果の精度のバランスの観点から6kmとすることにした。また、研究協力者より、最新の南極氷床表面地形データを提供してもらい、それを活用してモデル計算を行うようにした。同時に、研究協力者と共同して、モデル検証のための気象・雪氷データを収集した。
2: おおむね順調に進展している
おおむね当初の研究実施計画通りに研究を進めることが出来た。
南極版NHM-SMAPに関する論文執筆・投稿を行う。
すべて 2019 2018
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件)
天気
巻: 66(3) ページ: 225~230
Geoscientific Model Development
巻: 11 ページ: 5027~5049
10.5194/gmd-11-5027-2018