• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

高速動作可能な無限平面装置の開発

公募研究

研究領域生物ナビゲーションのシステム科学
研究課題/領域番号 19H04925
研究機関弘前大学

研究代表者

岩谷 靖  弘前大学, 理工学研究科, 准教授 (10400300)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード知能機械 / 機械力学 / 制御工学 / 生態学
研究実績の概要

本研究課題では,動物の行動解析に用いるための球形トレッドミルと伸張トレッドミルの開発を行うものである.そのうち球形トレッドミルは,昨年度までの開発で一定の成果を得たため,本年度は伸張トレッドミルの開発を行った.
伸張トレッドミルは,トレッドミル(ルームランナー)を二次元平面に拡張したシステムである.通常のトレッドミルがトレッドミル上の物体が前後方向に移動したとしても前後方向の位置をその場に留めることができることと同様に,伸張トレッドミルは並進二次元(前後左右)方向の位置をその場に留めることができる.システムの構造は以下の通りである.伸張可能な二枚の布を野球ボールのように張り合わせることで球を作り,その伸張性を利用し横に伸張させることで上下に平面を作る.この形状を,球の内部に挿入した支持具により保持する.支持具には全方位車輪を取り付け,布が支持具上を回転可能な構造とした.布は,外部から全方位車輪付きモータを用いて回転する.内部の全方位車輪と外部の全方位車輪がかみ合うことで布の回転を実現した.
布の素材や縫い方を検討し,滑らかに回転する材料と構造を選定した.特に,支持具を球上の布に埋め込む構造が必要となる.この構造は,ミシン,手縫いと布用ボンドを組み合わせることで実現した.布の回転には,内部と外部の車輪のかみ合いが必要となる.このかみ合いも,布の横方向への滑りを実現するため,硬すぎるかみ合いも不適合である.車輪自体の構造も様々な観点から検討し,最適と思われる構造を選定した.

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2020

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] High-speed servosphere2021

    • 著者名/発表者名
      Yasushi Iwatani
    • 学会等名
      IEEE/SICE International Symposium on System Integration
    • 国際学会
  • [学会発表] サーボスフィアの並進制御における最適モータ配置2020

    • 著者名/発表者名
      岩谷靖
    • 学会等名
      日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi