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2020 年度 実績報告書

原始惑星系円盤における珪酸塩微粒子の新しい衝突付着過程についての実証

公募研究

研究領域新しい星形成論によるパラダイムシフト:銀河系におけるハビタブル惑星系の開拓史解明
研究課題/領域番号 19H05086
研究機関産業医科大学

研究代表者

門野 敏彦  産業医科大学, 医学部, 教授 (60359198)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードサブミクロン粒子 / 衝突 / 合体成長 / 原始惑星系円盤
研究実績の概要

本研究課題の目的は,秒速数十mから数百mで衝突するサブミクロン微粒子の付着過程の検証である.初年度と次年度の進捗は遅れ気味であった.これは,申請者が所属する機関が所有していて付着過程の観察のために利用する予定であった電子顕微鏡が更新により使用できなくなったこと,さらにコロナ禍により所属機関が本研究課題の開始直後から実験を禁止したこと,などが原因であったが,その後,申請者の所属機関に電子顕微鏡があらたに導入され実験禁止の措置も解除されたため,研究を進めることが可能になった,これまでに微粒子集合体を作成しガス銃によって加速する技術を開発し,衝突速度の測定方法を確立させた.これにより大気圧の空気により微粒子が秒速600 mに加速されること,空気とヘリウムの混合ガスに対しては秒速800mにまで加速できることが確認されている.さらに高速度を目指してヘリウム単体で加速する場合の速度測定も行う計画であったがバルブの発注が遅れたために完了できなかった.これを令和3年度に行う予定であったが,速度計測は計測技術が確立されていていつでも測定可能なために先送りし,申請者の研究室に令和3年度にあらたに導入された卓上型電子顕微鏡を利用して本研究課題の本質である付着強度測定方法の開発を先に行うことにした.現在,付着した試料に対して一定の応力をかける方法を開発中であり,今後,様々なサイズ,組成の微粒子をガス銃で衝突させたときの付着強度を定量化することを目指す.

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件)

  • [雑誌論文] An artificial impact on the asteroid (162173) Ryugu formed a crater in the gravity-dominated regime2020

    • 著者名/発表者名
      Arakawa M., Saiki T., Wada K., Ogawa K., Kadono T., Shirai K., Sawada H., Ishibashi K., Honda R., Sakatani N., Iijima Y., Okamoto C., Yano H., Takagi Y., Hayakawa M., Michel P., Jutzi M., Shimaki Y., Kimura S., Mimasu Y., et al.
    • 雑誌名

      Science

      巻: 368 ページ: 67~71

    • DOI

      10.1126/science.aaz1701

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Crater-ray formation through mutual collisions of hypervelocity-impact induced ejecta particles2020

    • 著者名/発表者名
      Kadono Toshihiko、Suzuki Ayako I.、Matsumura Rintaro、Naka Junta、Suetsugu Ryo、Kurosawa Kosuke、Hasegawa Sunao
    • 雑誌名

      Icarus

      巻: 339 ページ: 113590~113590

    • DOI

      10.1016/j.icarus.2019.113590

    • 査読あり

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公開日: 2022-12-28  

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