研究領域 | マルチスケール精神病態の構成的理解 |
研究課題/領域番号 |
19H05223
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
國井 泰人 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00511651)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 統合失調症 / 死後脳 / ドパミン / 次世代シーケンサー |
研究実績の概要 |
福島精神疾患死後脳バンクに凍結保存された死後脳サンプル(統合失調症 24例、双極性障害 10例、対照 6例)について、前頭前皮質50-100mgの採取作業を行い、RNSseq解析に使用可能な状態に試料調整を完了した。また、福島精神疾患死後脳バンク保管の統合失調症群とマッチした新潟脳研保管の健常対照死後脳(前頭前皮質、尾状核)26例について、令和元年10月10日‐11日に上記と同量の死後脳サンプル採取作業を行い提供いただき、RNSseq解析に使用可能な状態に試料調整を完了した。これらの死後脳サンプルのうち、40例についてRINの解析を行い、1例はRINが5以下で本解析からは除外した。結果、前頭前皮質39例(統合失調症 23例、双極性障害 10例、対照 6例)についてRNAseq解析を施行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
死後脳の選定、収集に時間を要したため、RNSseq解析を完了した死後脳サンプル数が予定を下回ったため。
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今後の研究の推進方策 |
死後脳の選定、収集、試料調整をすでに完了しており、今年度は速やかに残りのサンプルのRNSseq解析を完了し、解析結果の検討を行う。
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