研究領域 | ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明 |
研究課題/領域番号 |
19H05347
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
舟橋 京子 (石川京子) 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (80617879)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 渡来系形質 / 地域性 / 考古学 / 人類学 |
研究実績の概要 |
本公募研究班は、今年度以下の研究をおこなった。 ◎7月25日に九州大学比較社会文化研究院でキックオフミーティングを開催した。7月25日‐29日に研究協力者の岡崎健治が九州大学を訪問し、九州大学アジア埋蔵文化財研究センター収蔵の北部九州弥生時代遺跡出土人骨の調査を行った。 ◎8月に研究協力者の岡崎健治が鳥取県埋蔵文化財センターを訪問し、青谷上寺地遺跡出土弥生時代人骨の調査を行った。9月に舟橋京子が九州大学総合研究博物館収蔵の北部九州縄文時代・弥生時代人骨の調査を行った。申請者および研究協力者が日本人類学会佐賀大会においてそれぞれ研究成果に関して口頭で発表を行った。 ◎2020年2月に研究協力者の岡崎健治が九州大学を訪問し、九州大学アジア埋蔵文化財研究センター収蔵の北部九州弥生時代遺跡出土人骨の調査を行った。3月に研究協力者の米元史織および舟橋が福岡県朝倉市栗山遺跡出土人骨の形態計測およびMSMsに基づく活動復元を行った。特に頭蓋及び四肢の計測的特徴について検討を行い、北筑後地域の弥生時代人の形質的特徴を明らかにした。 ◎複数回にわたり、研究協力者の高椋浩史・米元史織・舟橋が熊本大学を訪問し、熊本大学大学院生命科学研究部形態構築学講座収蔵の中部九州弥生時代遺跡出土人骨の調査を行い、北部九州弥生時代人の比較データを収集した。2020年3月以降も人骨調査および各教育委員会との調査打ち合わせを予定していたが、新型肺炎流行のため出張を取りやめにしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究プロジェクトはおおむね順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は新型肺炎の流行のため、年度前半は資料調査ミーティングが困難であるため、昨年度の調査成果の入力・分析論文執筆に注力する。打合せが必要な際にはWeb会議により研究を進める。 当初研究計画では一般向けのシンポジウム等を企画していたが、以上の状況を鑑み中止とする。
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