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2020 年度 実績報告書

MRIを用いた新しい植物微細構造解析法の開発

公募研究

研究領域植物の力学的最適化戦略に基づくサステナブル構造システムの基盤創成
研究課題/領域番号 19H05366
研究機関京都大学

研究代表者

中井 隆介  京都大学, こころの未来研究センター, 特定講師 (10576234)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードMRI / 植物 / 高解像度
研究実績の概要

2019年度は、植物撮像用のMRIの撮像パラメータとその画像処理手法、および、小ボア径MR信号受信用コイル等の要素技術を開発した。2020年度は、まず小ボア径MR信号受信コイルを用いて、比較サイズの小さい植物に対し、拡散テンソルイメージングを用いた特性値取得法を確立した。通常、脳の撮像等で使用される32チャンネルヘッドコイル等を使用した場合、信号量が少ないサイズの小さな植物の拡散テンソルイメージングのデータを取得することは不可能であったが、小ボア径MR信号受信コイルを用いてパラメータを調整することでデータ取得が可能となった。また取得したデータについても位置情報の歪みが発生し、正確な計測値がでない状態であったので、それを補正する画像処理手法を新たに開発した。これにより拡散関連の特性値情報を得ることが可能となった。次に、撮像したデータと解析ソフトウェアを用いて計測したT2値や拡散関連の特性値等を、材料特性試験機で計測した植物の物性値と合わせて分析を行い、MRIからの特性値と材料的な物性値との関係を明らかとした。その中でサイズの小さな信号量の少ない植物は、MRIの磁場の状態に大きく影響を受け、特性値の定量性が悪いことが判明したため、データ補正処理を開発した。これにより精度が向上した。他に、時系列変化を調べるための手法を開発し、植物の重力屈性時の変化についても小ボア径MR信号受信用コイルを用いてMRI実験を行い、分析を行った。

現在までの達成度 (段落)

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和2年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] Development of a dynamic imaging method for gravitropism in pea sprouts using clinical magnetic resonance imaging system2020

    • 著者名/発表者名
      Nakai R, Azuma T, Nakaso Y, Sawa S, Demura T
    • 雑誌名

      Plant Biotechnology

      巻: 37 ページ: 437~442

    • DOI

      10.5511/plantbiotechnology.20.1020a

    • 査読あり
  • [学会発表] Analysis of changes in magnetic susceptibility artifacts due to static magnetic field strength, imaging sequence and chemical composition.2020

    • 著者名/発表者名
      Nakai R, Yamaguchi S, Toda M, Azuma T, Iwata H
    • 学会等名
      ISMRM 28th Annual Meeting & Exhibition
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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