研究実績の概要 |
蛍光顕微鏡下で観測された、細胞運動の不均一性を定量化し、クラスタリングを行う方法として、運動軌跡を離散速度ベクトルの確率分布とみなし、異なる細胞間での確率分布の距離をJensen-Shannon divergenceを用いて定量し、新しい座標空間内に細胞を布置する新規手法を論文化し、国際学会(Methods of Mathematical Oncology: Fusion of Mathematics and Biology)の報告集(Springer, 2021)に査読付き原著論文として発表した。また、この研究などで得られた成果について、雑誌「応用数理」において4回の連載(チュートリアル・細胞生物学の数理(1)-(4)、各6ページ)で一般の数理科学研究者および生命科学研究者のために詳細に説明を行った。
|