研究実績の概要 |
プロトルーディン(Protrudin)はわれわれが発見した小胞体(ER)膜局在のエンドソーム輸送制御タンパク質で、神経軸索伸長を促進し、ERと後期エンドソーム(LE)間の膜接触部位 (Membrane contact sites、MCSs)繋留に中心的な役割を果たす。本研究ではそのER-LE MCSs複合体因子のPDZD8について、生理機能の解析を行った。PDZD8変異マウス神経系の表現型を解析するために、行動バッテリー解析を行った。その結果、精神疾患用の複数の行動異常を見いだした。また脳のリピドーム解析を行った。その結果、特異的な脳領域で特異的な脂質の異常蓄積を見いだした。それらの異常の原因機構について、詳細な解析を行った。 *Shirane, M. and Kamiguchi, H., Molecular machinery regulating organelle dynamics during axon growth and guidance. Seminars in Cell and Developmental Biology, 2022, S1084-9521(22)00058-1 (*Co-corresponding author)
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