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2021 年度 実績報告書

授与動詞構文の理解を支える視点取得能力の発達

公募研究

研究領域共創的コミュニケーションのための言語進化学
研究課題/領域番号 20H05008
研究機関青山学院大学

研究代表者

米田 英嗣  青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (50711595)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード視点取得 / 共感性 / 想像性 / 感覚処理感受性 / HSP
研究実績の概要

共感性及び感覚処理感受性がどのように他者への行動選択に影響するかを明らかにするため、「日本語版対人反応性指標」(日道ら,2017)の下位尺度である「個人的苦痛」「共感的関心」「視点取得」「想像性」と「Highly Sensitive Person Scale日本版(HSPS-J19)」(髙橋,2016)の下位尺度である「低感覚閾」「易興奮性」「美的感受性」を独立変数に設定した。物語を用いた調査の下位尺度である「善利益理解」「善利益共感」「善利益行動」「善不利益理解」「善不利益共感」「善不利益行動」「悪利益理解」「悪利益共感」「悪利益行動」「悪不利益理解」「悪不利益共感」「悪不利益行動」の計12項目を従属変数に設定した。その結果、善人が利益を得る話、善人が不利益を被る話、悪人が不利益を被る話については有意差が見られなかったが、悪人が利益を得る話に対する理解については、共感性の下位尺度である「想像性」の得点が高いほどより大きな理解を示すことが明らかになった。悪人が利益を得る話に対する共感については、共感性の下位尺度である「個人的苦痛」の得点が高いほど共感を示しにくいことが分かった。
理解・共感・行動の得点を合計して行った重回帰分析の結果、共感性の下位尺度である「個人的苦痛」の得点が高いほど、悪人が利益を得る場面での理解・共感・行動が低くなり、同じく共感性の下位尺度である「想像性」の得点が高いほど理解・共感・行動が高くなることがわかった。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 物語と芸術の認知科学:これまでとこれから2023

    • 著者名/発表者名
      米田英嗣・布山美慕
    • 雑誌名

      認知科学

      巻: 30 ページ: 74-80

    • DOI

      10.11225/cs.2022.077

    • オープンアクセス
  • [学会発表] Empathy and social camouflaging in individuals with autism spectrum disorders2022

    • 著者名/発表者名
      Hidetsugu Komeda
    • 学会等名
      2022年度生理研研究会 「コミュニケーション研究の展望:双方向コミュニケーションを駆動する神経・行動因子」

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公開日: 2023-12-25  

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