現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実績の概要で述べたように、本年度は、S2 → S3遷移におけるMnクラスターによる基質水分子の活性化および酸素-酸素結合形成に関して、独自の反応機構を提唱することができた。この機構は、種々の実験結果、特にXFELを用いたシリアルフェムト秒の構造解析実験で観測されたMnクラスターの光誘起構造変化(Science 2019, 366, 334-338など)と非常によく整合している。これらの成果は既に論文(J. Photochem. Photobiol. A 2021, 405, 112905)として発表しており、順調に研究が進展していると考えられる。
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