研究概要 |
今年度は以下の研究成果を得た。 A. 一方向逐次処理に基づく非定型データ処理技術: SIGMA技術を発展させることにより,XPath質問処理の高速化と高速半構造データ処理技術の研究を行った.その技術を組み込んだXML質問処理エンジンChimeraを実装し、その性能の評価を行った。また、より広い質問クラスに対応する高速軽量なXPath質問処理アルゴリズムを開発した。 B. 並列分散計算による高速非定型データ処理手法: Shunsaku技術を発展させることにより,現行の並列分散方式を再評価・改善し大量データ処理を高速化した. C. データ圧縮に基づく高速非定型データ処理技術: 「圧縮によるパターン照合の高速化」技術を発展させることにより,非定型データ処理の高速化を図った.具体的には,代表者らが最近提唱した「文脈依存文法変換」という圧縮スキーマに基づいた新しい圧縮法を開発し,圧縮データ上で動作する高速な非定型データ処理アルゴリズムを開発した.
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