公募研究
本年度は、主として身体的コミュニケーション支援インタフェースおよび身体的プレゼンテーションシステムの研究開発を行った。身体的コミュニケーション支援インタフェースの研究開発では、音声と頭部動作入力を併用した身体引き込みキャラクタケータイ「なりきりケータイ」のインタフェース設計、ごっこ遊びによる学習意欲向上に着目した実空間共有型エデュテインメントシステムのプロトタイプ、音声駆動型身体的引き込みシステム「ペコッぱ」の応用システム、「ペコッぱ」のシリーズ第二弾として商品化された「花っぱ」を開発し、「ペコッぱ」の応用システムを中心にデモンストレーションを行った。身体的プレゼンテーションシステムの研究開発では、音声でオブジェクトやキャラクタが引き込み反応する身体的プレゼンテーションシステム、下線引きを伴うプレゼンテーションの身体化における発話音声と書き込み動作タイミングの計測、タッチスクリーンデバイスを用いた身体拡張型プレゼンテーション支援システムなどの研究開発を行い、プレゼンテーション実験によりシステムの有効性を確認した。本システム・技術の基盤技術は、文部科学省科学技術政策研究所による第3期科学技術基本計画のフォローアップに係わる調査研究「政府投資が生み出した成果の調査」で代表的な成果39事例の一つとして、「イノベータ日本」世界を魅了するユビキタス社会の実現の成果「人を引き込む身体的コミュニケーション技術(身体的引き込み技術)」として選定され、大学見本市「イノベーションジャパン2009」等で実演展示した。これらの研究成果により日本機械学会設計工学・システム部門業績賞等を受賞した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (20件)
日本機械学会論文集(C編) Vol.76, No.762
ページ: 340-350
日本機械学会論文集(C編) Vol.75,No.758
ページ: 169-178
日本機械学会論文集(C編) Vol.75, No.755
ページ: 163-171
計測と制御 Vol.48, No.6
ページ: 448-451