研究概要 |
異種金属ナノ粒子バーコード型キラルハイブリッドナノチューブの創成を目指して、重合部位を有するキラルビスボスフィン(1)を保護基とするターチオフェンキラルホスフィン保護Au,Pdナノ粒子(1-Au NP,1-Pd NP)を合成し、ヘテロ接合バーコード型キラルナノチューブを合成した。細孔径約200nmのポーラスアルミナ膜(AM)をテンプレートとして、Auナノ粒子(1-Au NP)の電解重合(EP)により、金-ポリチオフェンハイブリッドナノチューブ修飾膜(1-Au-PT-NT-AM)を作製し、これをテンプレートに用いてPdナノ粒子(1-Pd NP)の電解重合を、次いで、アルミナ膜を水酸化ナトリウム水溶液で溶解し、バーコードナノチューブ(1-Au/Pd-PT NT)を合成し、走査型・透過型電子顕微鏡(SEM・TEM)およびエネルギー分散型X線分析(EDX)より、バーコード型ハイブリッドナノチューブ(直径約200nm)の生成を明らかにした。更に、キラル1-Au/Pd/Au-PT NTの合成にも成功した。バーコード型有機-無機ハイブリッドキラルナノチューブは初めての例である。
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