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2010 年度 実績報告書

見えの変化に頑健な細胞内画像からの自動計数,追跡,認識法の研究

公募研究

研究領域細胞内ロジスティクス:病態の理解に向けた細胞内物流システムの融合研究
研究課題/領域番号 21113506
研究機関名城大学

研究代表者

堀田 一弘  名城大学, 理工学部, 准教授 (40345426)

キーワード頑健 / 変動 / 動画像認識 / 対象検出 / 対象追跡 / 細胞内画像
研究概要

今年度はこれまでの研究により得られた方法を基に実際の細胞内画像からの対象計数や対象追跡を行った。
まずは、画像内からオートファゴソームや脂肪滴のような輝点を計数する方法を2つのアプローチにより研究した。1つ目は顔検出のように輝点と輝点以外の領域を分離するような識別器を学習し、それを基に入力画像内から輝点探索を行うことにより輝点計数を直接的に行う方法である。この方法は精度はますますであるが、処理コストが高いのが難点である。2つ目の方法は高次局所自己相関特徴とサポートベクター回帰を用いて画像内の対象の位置は分からないが輝点の個数を推定する方法である。これは栗田・大津らの研究の改良版である。この方法はコストが低いが1つ目の方法に比べて精度が低下してしまった。今後は2つの方法の統合が必要である。
また、メラノソームの追跡の研究も行った。こちらは従来研究がほとんどないため、近年の画像認識でよく使われるSIFTによる特徴点検出機能とBayesの事後確率を利用した。1枚単位での追跡では高い精度が得られた。しかし、明示的な失敗からの復帰の方法を導入していないため、1度の失敗が精度の低下を招いてしまう。これについては今後の課題である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] パターン認識手法を用いた細胞内画像処理2011

    • 著者名/発表者名
      堀田一弘
    • 学会等名
      バイオイメージ・インフォマティクス ワークショップ2011
    • 発表場所
      理化学研究所横浜研究所
    • 年月日
      2011-01-28
  • [学会発表] 高次局所自己相関特徴と回帰分析を用いたオートファゴソーム輝点の計数2010

    • 著者名/発表者名
      伊藤友洋, 堀田一弘
    • 学会等名
      画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2010)サテライトワークショップ 細胞内画像処理
    • 発表場所
      釧路
    • 年月日
      2010-07-26
  • [学会発表] SIFT特徴とBayesの事後確率を用いたGriscelli症候群メラノサイトにおけるメラノソームの追跡2010

    • 著者名/発表者名
      岡部敏明, 堀田一弘
    • 学会等名
      画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2010)サテライトワークショップ 細胞内画像処理
    • 発表場所
      釧路
    • 年月日
      2010-07-26
  • [学会発表] 顔検出の枠組みを用いたオートファゴソーム輝点の計数2010

    • 著者名/発表者名
      堀田一弘
    • 学会等名
      新学術領域研究 細胞内ロジスティクス 第2回班会議
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      2010-07-01

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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