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2009 年度 実績報告書

GTPaseとgolginによる膜構造制御の分子基盤

公募研究

研究領域細胞内ロジスティクス:病態の理解に向けた細胞内物流システムの融合研究
研究課題/領域番号 21113529
研究機関大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構

研究代表者

川崎 政人  大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教 (00342600)

キーワード生体分子 / 蛋白質 / 分子認識 / オルガネラ / 膜構造
研究概要

Golginファミリータンパク質はゴルジ体の層板構造のスタッキングを維持する足場であると同時に、様々なArfやRabファミリーGTPaseと結合することにより、ゴルジ体への輸送小胞の繋留やゴルジ体層板問の輸送などのメンブレントラフィックを制御する機能を持っ。本研究ではgolginファミリータンパク質とArf/RabファミリーGTPaseとの複合体の結晶構造解析に取り組み、golginのArf/Rab結合特異性と膜への結合のメカニズムを分子レベルで解明することを目的とし、以下の2つのテーマについて研究を行なった。
1. GolginのGRABドメインとArflの複合体による膜曲率感知機構
Golginファミリータンパク質GMAP-210にはGRAB(GRIP-related Arf-binding)ドメインが存在し、Arflと結合して膜にリクルートされる。Arflとの複合体の結晶構造解析を行うためにGMAP-210のGRABドメインの発現系を試みたところ、分解が激しく極めて不安定であった。
2. GolginとRabの複合体の立体構造解析による結合特異性
Golginファミリータンパク質GCCI85には14種類のRabが結合することが報告されている。これらのRabがGCCI85のどの領域に結合するかを詳細にマッピングするため、1684アミノ酸からなるGCCI85を150残基ごとに分割した発現系を作製した。また、GCCI85との相互作用が報告されているRabの中から10種類について発現系を作製した。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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