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2022 年度 実績報告書

CdTe半導体検出器を用いたアルファ線放出核種At-211の生体内イメージング

公募研究

研究領域宇宙観測検出器と量子ビームの出会い。新たな応用への架け橋。
研究課題/領域番号 21H00163
研究機関東京大学

研究代表者

桂川 美穂  東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 特任研究員 (70845271)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードAt-211 / X線検出器 / 小動物イメージング / 分子イメージング
研究実績の概要

本研究は、計画研究C01班が開発を進めるテルル化カドミウム(CdTe)半導体素子を医学応用し、小動物生体内のAt-211を可視化する高感度X線検出器の開発を行なっている。At-211はアルファ線放出核種の一つであり、アルファ線だけでなく79keVのX線を放出する。そのため、At-211はアルファ線による治療とX線による画像診断を同時に行うことができ、アルファ線治療への利用が期待されている。
2022年度は、前年度にファントムイメージで定量性の検証を行った試作機を用いて、担がんマウスに投与した放射性薬剤を撮像する生体内撮像の実験を行った。At-211は入手の機会が限られているため、一部の実験はTc-99mやI-111, I-125などを用いた。生体内撮像した画像から腫瘍に分布するの放射量を推定し、解剖後のドーズキャリブレータの放射量と比較したところ、実用に十分な精度で一致する結果を得た。At-211を投与した担がんマウスにおいても、数100kBqのAt-211の腫瘍への集積を正しく定量することができた。また、前年度制作した2mm厚CdTe半導体検出器とAt-211に最適化した平行コリメータの性能評価を行なった。ファントムを用いてエネルギー分解能や空間分解能など撮像装置の基本性能と、小動物の臓器の大きさを想定した場合の一様性や定量性、検出感度の検証を行った。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Development of a high-sensitivity CdTe semiconductor imager with a parallel-hole collimator2022

    • 著者名/発表者名
      Miho Katsuragawa
    • 学会等名
      9th Conference of New Developments In Photodetection (NDIP20)
    • 国際学会
  • [学会発表] 小動物イメージングのための高感度硬X線カメラの開発2022

    • 著者名/発表者名
      桂川美穂
    • 学会等名
      日本分子イメージング学会
  • [学会発表] Development of a hard X-ray camera for pharmacokinetic study in small animals2022

    • 著者名/発表者名
      Miho Katsuragawa
    • 学会等名
      13th Congress of the world Federation of Nuclear Medicine and Biology (WFNMB)
    • 国際学会
  • [学会発表] Development of an in vivo imaging system with parallel-hole collimator for pharmacokinetic study2022

    • 著者名/発表者名
      Miho Katsuragawa
    • 学会等名
      第81回日本癌学会学術総会

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公開日: 2023-12-25  

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