本課題では、分子、個々の神経活動、領野レベルの神経活動、行動レベルの多階層の統合的な解析を通じて、脳内のストレス応答性神経細胞が、どのようにして不安様行動やうつ様行動の発現制御に関わるのかを詳細に明らかにすることを目指している。本年度は、シングル細胞RNA-seq解析により、ストレス応答性神経細胞の分子特性を明らかにし、マーカー分子となる遺伝子の脳内局在をin situ hybridization法により確認した。さらに、そのマーカー分子発現細胞特異的にCreリコンビナーゼを発現するマウスの作製に着手した。
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