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2022 年度 実績報告書

霊長類の行動タイミングを制御する脳領域間ネットワーク連関の光計測と制御

公募研究

研究領域時間生成学―時を生み出すこころの仕組み
研究課題/領域番号 21H00302
研究機関東京大学

研究代表者

蝦名 鉄平  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (30611206)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワードカルシウムイメージング / コモンマーモセット / 運動野
研究実績の概要

環境の情報を手掛かりにして、その後の行動を決定するためには環境の変化を予測して、適切な行動を適当なタイミングで実行する必要がある。タイミングを計っている時には脳の様々な領域で活動がみられるが、環境からの入力がどのようにこれらの神経活動を誘発して、適切なタイミングで行動を起こす事ができるようになるのかについてはよくわかっていない。本研究では、環境情報を手掛かりに、適切な行動を、そのタイミングを調整しながら実行するために必要であると予想されている、脳領域間の情報フローをカルシウムイメージングと光遺伝学による神経活動操作法を用いて実際に霊長類の大脳皮質で計測し、検証する事を目的とする。
2022年度は遅延期間を含む前肢運動課題中のコモンマーモセット大脳皮質運動野を対象とした広域1光子カルシウムイメージングを実施し、過去、現在、未来の行動指標(前肢運動や視覚刺激等の情報)が前頭前野、運動野、感覚野のどの領域で表現されているかを解析するための方法論を確立した。解析の結果、霊長類の大脳皮質背側部において、過去、現在、将来の行動情報を独立に表現し得る領域の配置を明らかにすることができた。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] Reorganization of neuronal activity in the marmoset premotor and primary motor cortices during sensorimotor learning.2023

    • 著者名/発表者名
      Ebina, T., Sasagawa, A., Hong, D., Masamizu, Y., Terada, S.I., Uemura, M., Ohki, K., Watakabe, A., Kobayashi, K., Yamamori, T., and Matsuzaki, M.
    • 学会等名
      第12回 日本マーモセット研究会大会 オンライン 2023年2月
  • [学会発表] 大規模イメージングや最先端計測技術は脳の理解にブレークスルーをもたらすのか?2022

    • 著者名/発表者名
      蝦名鉄平
    • 学会等名
      第16回 Motor Control研究会
  • [学会発表] 神経回路を創出するための基盤技術開発2022

    • 著者名/発表者名
      正水 芳人、蝦名 鉄平、田中 康裕、根岸 みどり、尾上 弘晃、竹内 昌治、松崎 政紀
    • 学会等名
      第83回応用物理学会秋季学術講演会
  • [学会発表] 非ヒト霊長類大脳皮質神経活動の光計測と制御技術開発による脳システムの理解2022

    • 著者名/発表者名
      蝦名鉄平
    • 学会等名
      第16回 Motor Control研究会

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公開日: 2023-12-25  

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