本研究は、未来の運動内容が脳内の運動準備状態においてどのように表現されているのかを調査するものである。現在、2点の内容が進行中である。 1)マニピュランダムを用いた運動学習の行動学実験から、未来に実行が決定している運動内容であっても、継続的に準備が行われているわけではなく、特定周波数のリズムでパフォーマンスが変化する、すなわち、特定周波数のリズムに乗って運動プログラムがロードされている可能性が示唆されるデータを取得した。 2)研究協力者から提供を受けたヒトのECoGのデータの解析から、手首の屈曲・伸展を選択して準備しているとき、同様に、リズミカルに情報内容が変化する可能性が示唆された。
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