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2021 年度 実績報告書

家畜のヤポネシアへの移入と拡散の軌跡の解明

公募研究

研究領域ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明
研究課題/領域番号 21H00339
研究機関東京農工大学

研究代表者

新村 毅  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (50707023)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2023-03-31
キーワード家畜 / 遺伝 / 全ゲノムシークエンス / バイオインフォマティクス
研究実績の概要

本研究では、大規模なサンプルの全ゲノム情報を核として、ニワトリが家畜化され、ヤポネシアに移入し拡散した年代と軌跡を明らかにすると共に(目標1)、発声パターンと攻撃性の制御遺伝子を同定する(目標2)。さらに、それらの制御遺伝子のゲノム配列を、多様なニワトリ品種と比較することで、ヤポネシア人が好んで残してきた文化的形質の移入の軌跡を明らかにする(目標3)。2021年度は、次の通り実施した。目標1では、解析に用いる多様な品種の血液からDNAを抽出し全ゲノム情報を得た。目標2では、ゲノムワイドな解析の組み合わせにより、発声の節の数および長さを制御しうる遺伝子の候補を抽出した。目標3では、主成分分析などの解析手法の基盤を構築した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

全ゲノム情報の取得のみならず、ヤポネシア人が好んで残してきた文化的形質を制御しうる候補遺伝子を抽出することができたため。

今後の研究の推進方策

多様な品種の全ゲノム情報を解析し、分子系統樹などを得て、家畜化の軌跡およびヤポネシアへの移入の軌跡を明らかにする。また、ヤポネシア人が好んで残してきた文化的形質を制御しうる候補遺伝子については、遺伝子機能の立証を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 家禽の攻撃性の遺伝基盤2021

    • 著者名/発表者名
      新村毅
    • 学会等名
      行動遺伝学研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 先天的発声の分子基盤の解明2021

    • 著者名/発表者名
      駄場優子・新村毅・Ahmed S. Shaker・岡村晋作・木下圭司・水谷誠・後藤達彦・都築政起・吉村崇
    • 学会等名
      行動遺伝学研究会

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公開日: 2022-12-28  

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