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2021 年度 実績報告書

酵素反応によるde novoペプチドナノポアの開閉制御

公募研究

研究領域発動分子科学:エネルギー変換が拓く自律的機能の設計
研究課題/領域番号 21H00390
研究機関東京農工大学

研究代表者

川野 竜司  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90401702)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
キーワードDe novo設計 / ナノポア / 脂質二分子膜
研究実績の概要

天然にはない配列や機能を持つタンパク質を設計するde novo設計に関する技術が向上し、複雑な構造を持つ人工タンパク質が新たに生み出されている。膜タンパク質は脂質膜中で構造を取るため設計が難しく、これまでほとんど報告がなかった。

前期の公募研究において、申請者らはde novo設計により作製したβシート構造を持つペプチドを脂質膜中で会合させることで電気生理活性を有すβバレル状膜ナノポア(SV28)の合成に成功した。さらに脂質膜中に再構成した短鎖のポア形成ペプチドが会合してポア形成することを、チャネル電流シグナルを詳細に解析することで明らかにしてきた(Nature Nano.2021)。また、領域内共同研究により脂質膜中での会合構造を一分子顕微鏡観察から調べている。

後期の研究では膜中でポア構造を形成するペプチドを無細胞合成により網羅的に発現する系の確立を試みる。網羅的探索により人工ナノポアに酵素反応部位を導入し、酵素反応によるポア開閉のダイナミクス発動を試みていたが、重複制限により研究開始から半年で辞退することとなった。

現在までの達成度 (段落)

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和3年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] De novo design of a nanopore for single-molecule detection that incorporates a β-hairpin peptide2021

    • 著者名/発表者名
      Shimizu Keisuke、Mijiddorj Batsaikhan、Usami Masataka、Mizoguchi Ikuro、Yoshida Shuhei、Akayama Shiori、Hamada Yoshio、Ohyama Akifumi、Usui Kenji、Kawamura Izuru、Kawano Ryuji
    • 雑誌名

      Nature Nanotechnology

      巻: - ページ: -

    • DOI

      10.1038/s41565-021-01008-w

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 分析化学へアプローチする人工細胞膜研究2021

    • 著者名/発表者名
      川野竜司
    • 学会等名
      生物工学フォーラム
    • 招待講演
  • [備考] 東京農工大学 川野研究室

    • URL

      http://web.tuat.ac.jp/~rjkawano/index.html

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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