研究領域 | シンギュラリティ生物学 |
研究課題/領域番号 |
21H00433
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
小野 昌弘 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 客員准教授 (60447951)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | T細胞 / シンギュラリティ / 活性化T細胞 / T細胞分化 |
研究実績の概要 |
T細胞は抗原を認識すると様々な免疫細胞を活性化して抗原に対する特異的な免疫反応を引き起こす.T細胞の抗原受容体で;ある T細胞受容体 は遺伝子再構成により大きな多様性をもち,個々の抗原に特異的なT細胞の数は数十から数千個と大変少ないと考えられる.この少ないT細胞が抗原特異的な免疫反応の制御において中心的な役割を演ずる.
本研究は、稀なT細胞が抗原を認識して活性化したのち、一時的に活性化シンギュラリティ細胞として免疫反応を牽引する可能性を検討した。
このために、胸腺の分化過程のT細胞、腫瘍浸潤T細胞、ワクチンモデルにおいて反応するT細胞について、Tocky (Timer of cell kinetics and activity)技術を用いて、活性化シンギュラリティ細胞を同定し、分析した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
免疫学的に興味深い現象がみられ、論文投稿のためのデータが順調に蓄積されているため。
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今後の研究の推進方策 |
論文出版のために必要な実験を完遂し、論文執筆・出版を目指す。
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