今後の研究の推進方策 |
2021年度の成果から、最適なpolytetrafluoroethyleneの仕込み量およびNaLaTiO4のフッ素導入体の結晶構造を明らかにすることができた。この結果にしたがって、2022年度は他の希土類R(R = Nd, Sm, Eu, Gd, Tb, Dy, Y, Ho)のNaRTiO4試料を合成し、それらにフッ素導入行う予定である。SPring-8のBL02B2での放射光XRD回折測定およびRietveld解析により精密結晶構造解析を行う。また、光第二高調波による中心対称性の有無の確認、組成評価などのキャラクタリゼーションを行う。 また、NaLaTiO4エピタキシャル薄膜の合成にも着手する。パルスレーザー堆積法により薄膜試料を合成し、薄膜試料を利用した局所構造解析を行いたいと考えている。
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