公募研究
様々な製品が社会に浸透する中、安心・安全の確保が注目を増すにつれ、製品の非破壊・非接触計測の重要性が年々高まっている。ところが、検査現場において熟練技師と新人技師との検査精度の差が大きな問題となっており、なぜ前者の方が高い精度で見抜けるのかが不明であり、“検査の質感”とも言える興味深い問題に帰着する。本研究は、これまで心眼という曖昧な呼ばれ方をされていた匠の技を正確に伝承するため、この検査質感に関わる感覚や認知のプロセスの科学的な理解、ならびに検査精度を保証するための視覚増強の実現を目的とする。今年度は、開発したセンサシートを、液体が流れる配管やチューブに巻き付けることで，サンプル非採集による非接触液質検査を実現した。シート状のセンサであるため，配管形状に合わせて自在に形を変えることができ、化学合成プラントや飲料品製造現場などへの応用が期待できる。さらに、「検査の目」として使用するための基盤となる技術を開発した。また、領域内の研究者とともに、本センサによる食品分析への応用可能性について検討した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 4件、 招待講演 8件) 図書 (1件)
Micromachines
巻: 14 ページ: 61
10.3390/mi14010061
Science Advances
巻: 8 ページ: eabm4349
10.1126/sciadv.abm4349
Science and Technology of Advanced Materials
巻: 23 ページ: 424-433
10.1080/14686996.2022.2090855
月刊配管技術
巻: 65 ページ: 19-27
月刊MATERIAL STAGE
巻: 21 ページ: 37-44
