2021年度は,液体らしさの知覚判断に神経活動が寄与しているか明らかにするために,人を対象にした心理物理実験で質感運動弁別課題を行うための予備実験を行った.心理物理実験では質感運動刺激対する順応前後の被験者の弁別率の変化を調べ,質感運動刺激に対する順応効果によって弁別率に変化が生じるかを調べるため,予備実験として運動方向弁別課題を行い,順応によって弁別閾の変化が起きることを確認した.質感運動刺激による順応効果はそれほど強いものではないと考えられるため,最適な質感パラメータを探る作業を行った.また,脳波計の導入,セットアップを行った.
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