• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

大規模銀河サンプルの巨大データベースによる効率的管理と情報取得方法の確立

公募研究

研究領域広視野深宇宙探査によるダークエネルギーの研究
研究課題/領域番号 22012007
研究機関国立天文台

研究代表者

高田 唯史  国立天文台, 天文データセンター, 准教授 (10300708)

キーワード広視野宇宙探査 / 天文データベース / 巨大データベース / 光学赤外線天文学
研究概要

平成22年度は、本研究の1年目なので、まず2010年6月に研究支援員1名(山野井)の雇用を開始した。この研究支援員に対して、天文学におけるデータベースの役割や実際のソフトウェアの実装方法、利用のされ方などについて、高田、古澤を中心として教育を行った。雇用した研究支援員は比較的天文観測およびデータ処理に経験が豊富であったため、理解も早く、すぐにフリーソフトであるデータベース管理ソフトウェア(以下、DBMS)を用いて、小規模な天文データベースの構築およびデータ検索ソフトウェアの作成に成功した。2010年10月以降はHSCの大量のデータをどのように格納・管理するかを考慮した、詳細なデータベースシステムの概念設計(プロトタイプシステムの設計)を行った。この時に、SDSSなどの既存の大規模探査を支える天文精報データベースなどについて、その構造やデータ管理、.運用方法などをより詳細に調査するほか、科学的成果を最大限に引き出すための天文情報データベースシステムについての知識を蓄積することもあわせて行った。基本ソフトウェアの作成については、HSCデータ解析パイプラインソフトウェアとの親和性も十分に考慮し、Pythonを中心としたプログラミングを行った。その成果として、広域宇宙探査が行われたときの探査の進行状況を即時に表示するためのシステムの構築に取り組み、現在想定されている探査計画に基づいたデータベース情報を擬似的に作成し、その情報を用いてHEALPixインデックスを用いた探査達成度マップ作成ソフトウェアの基本部分を作成し、2011年3月の天文学会および研究会で山野井が発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] The Mass-dependent Clustering History of K-selected Galaxies at z<4 in the SXDS/UDS Field2011

    • 著者名/発表者名
      Furusawa, J, Takata, T., 他
    • 雑誌名

      Astrophysical Journal

      巻: 727 ページ: article id.111

    • 査読あり
  • [雑誌論文] A prototype of Hyper Suprime-Cam data analysis system2010

    • 著者名/発表者名
      Furusawa, H., Takata, T, 他
    • 雑誌名

      Proc.of SPIE

      巻: 7740 ページ: 77402I-77402I-10

    • 査読あり
  • [学会発表] 観測シミュレーションデータを用いたHyper Suprime-Camデータ解析ソフトウェアの開発2011

    • 著者名/発表者名
      山野井、高田, 他
    • 学会等名
      日本天文学会
    • 発表場所
      筑波大学
    • 年月日
      2011-03-18

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi