平成22年度の研究計画のうち、ノックアウトマウス受精胚から遺伝子欠損ES細胞を作製する課題について、受精胚作製の親世代となるマウスの個体数を確保する準備が遅れたため、平成23年度に繰り越して課題を行った。平成23年度は、まずラミニンα1、α5それぞれのノックアウトマウスを繁殖させて十分数の親個体を得る操作を行い、ついで遺伝子型がヘテロの雌雄を交配して受精胚を採取し、NPO法人発生工学研究会に委託してES細胞の樹立を行った。結果としてラミニンα1欠損ES細胞が1系統、α5欠損ES細胞が3系統得られた。
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