公募研究
本研究の目的は、人とロボットが体験を共有し共に学ぶことを可能にするために、人が携帯するモバイル端末とロボットの間で互いの「視点」を交換し合い、その上での図的操作によって対話対象世界の切り出しや名付け・操作指示を行う方法を構築し、人とロボットの体験協創の枠組みを構築することである。昨年度までに、写真の上への書き込みに基づいたコミュニケーション支援システムPhotoChatを、人とロボットの対話に使えるように準備を行った。今年度は、それに加えて、展示会を見学している複数人の来訪者(3~5人程度を想定)のインタラクションの状況推定を行うために、展示エリアとの位置関係を検出するサブシステムや、PhotoChat上の書き込み状況から興味対象の抽出や盛り上がりのタイミング推定を行う手法を開発した。また、ロボットによる体験演出を目指して、過去の来訪者同士のPhotoChat会話を再利用し、擬似的に話題提供を行うエージェントシステムを試作し、ロボットへの実装を行った。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (11件) 備考 (2件)
IEICE Transactions on Information & Systems
巻: E94-D ページ: 1164-1172
Journal of Intelligent Information Systems
巻: 37 ページ: 23-38
社会言語科学会誌
巻: 14 ページ: 82-96
人工知能学会誌
巻: 26(招待) ページ: 449-456
日本ロボット学会誌
巻: 29(招待) ページ: 17-20
システム/制御/情報(システム制御情報学会誌)
巻: 56(招待) ページ: 39-40
http://www.fun.ac.jp/~sumi/photochat/
http://www.ii.ist.i.kyoto-u.ac.jp/iCorpusStudio/