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2023 年度 実績報告書

非磁性Tsai型ハイパーマテリアルの探索

公募研究

研究領域ハイパーマテリアル:補空間が創る新物質科学
研究課題/領域番号 22H04600
研究機関青山学院大学

研究代表者

鈴木 慎太郎  青山学院大学, 理工学部, 助教 (60837508)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2024-03-31
キーワードハイパーマテリアル / 近似結晶 / 超伝導
研究実績の概要

実空間にて周期性を持たないが、秩序構造を有する準結晶において、こうした構造中でどのような物性が発現するかが近年注目されている。準結晶と同一の局所構造を持ちながら、その構造には周期性を持つ近似結晶も、準結晶の性質を抽出するため同様に研究対象となっており、これら物質群は高次元構造を考慮することで統一的に記述できることから、ハイパーマテリアルと呼ばれている。
本研究では、新規超伝導系の探索を目指し、非磁性ハイパーマテリアルの新規系探索を行った。昨年度発見したAu-Al-La系・Au-Sn-La系に加え、今回新たにAu-Ga-La 2/1近似結晶にて超伝導が発現することが確認された。この発見は昨年本研究グループが発見したAu-Al-La系に次いで、2/1近似結晶では2例目である。また単相領域を持ち、Au/Ga比の変化によって組成がチューニングできることも明らかとなった。しかしながら、これを同様に組成チューニングできるAu-Sn-La系と比較したものの、未だこれら系の転移温度をよく説明するものは見いだせていない。今後これを明らかとすべく、更なる実験に取り組みたいと考えている。液体急冷の検討も含め、準結晶の探索も引き続き行っていきたい。
その他、0.4Kまでの測定では超伝導を示さなかったものの、多くの新規非磁性系を発見することに成功している。これらについても更なる低温領域の探索により、超伝導の発現が期待されることから、より共同研究を活発に進め、引き続き超伝導の探索を進めたい。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Au-SM-La系近似結晶の超伝導2023

    • 著者名/発表者名
      小笠原俊輔, 石川明日香, 山本貴史, 鈴木慎太郎, 藤井武則, 田村隆治
    • 学会等名
      日本物理学会 第78回年次大会
  • [学会発表] Search for new superconductors in Au-based quasicrystal approximant2023

    • 著者名/発表者名
      Shintaro Suzuki, Sasuke Sudo, Shunsuke Ogasahara, Ryo Takeuchi, Yuji Muro, Takenori Fujii, Asuka Ishikawa, Ryuji Tamura
    • 学会等名
      International conference on complex orders in condensed matter: aperiodic order, local order, electronic order, hidden order
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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