今後の研究の推進方策 |
PRR7には転写誘導活性はないとされるが, PRR7過剰発現体でのMADSbox遺伝子の発現は上昇し, この効果は、PRR7の転写抑制に関わる遺伝子の変異でキャンセルされた. つまり PRR7は間接的にMADSbox遺伝子の発現を制御していると考えられる. この発現誘導の仕組みを理解するために, PRR7-GRやPRR5-GR発現植物を作成しており, 整い次第, トランスクリプトーム解析を実施する. GR融合タンパクの機能を誘導したのちの時系列データの精査から, 新たな「時計―花芽誘導」経路を明らかにする.
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