公募研究
本計画では、生体内の元素の挙動を解析するため、放射性同位体核種をトレーサとして使用する。トレーサから放出される放射線の検出に際し、蛍光体(励起により蛍光を発光する特性を示す)により可視光へと変換し、高感度のCMOSカメラにより検出する検出系を基盤としている。本計画では、シンチレータとCMOSカメラの間にシンプルなレンズ系を入れることでレンズによるシグナルロスを抑えながら拡大し細胞レベルの分解能を持たせるため、レンズ系を組みトレーサの検出検証を行った。その結果、システムに使用していた蛍光体の方に空間分解能の向上を妨げる原因がある事が明らかとなった。そのため、シンチレータの種類について検討し直し、近年新しく開発されたGOSシンチレータを使用することとなった。GOSシンチレータをレンズ系に接続するための加工をオプトクラフト社と設計し加工した。本システムは、本計画に先行して進めていたレンズを使わない検出系と合わせて特許を出願した。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (2件) 産業財産権 (1件)
Journal of Plant Research
巻: 137 ページ: 1-5
10.1007/s10265-024-01533-4
Frontier in Plant Science
巻: 14 ページ: 1-13
10.3389/fpls.2023.1040118
https://profs.provost.nagoya-u.ac.jp/html/100010731_ja.html
http://www.iar.nagoya-u.ac.jp