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2012 年度 実績報告書

二重径を有する金属ナノロッドの電気化学形成

公募研究

研究領域電磁メタマテリアル
研究課題/領域番号 23109510
研究機関山口大学

研究代表者

中山 雅晴  山口大学, 理工学研究科, 教授 (70274181)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
キーワードメタマテリアル / 銀ナノロッド / 二重径 / ポーラスアルミナ
研究実績の概要

本研究では,メタマテリアルとしての応用を目ざし,二重径を有する金属ナノロッドアレイの作製に取り組んだ。具体的な手順として,①アルミニウム表面に200nm間隔の周期的なパターンを有するモールドを用いてナノインプリントを行った,②第1段階陽極酸化により細孔を形成させ,エッチングにより細孔径を拡大した,③同じようにして第2段階陽極酸化とエッチングを行った。このようにして得られた二重径細孔を有するポーラスアルミナを「鋳型」として,Agの電気めっきを試みた。電気めっきは硫酸銀水溶液中,還元(Agの析出,副反応として水素発生)と酸化(析出したAgの溶解)電位を交互に印加することにより行った。この間の電流応答を調べたところ,Agが細孔底部から析出する間,パルス電流は徐々に減少するが,析出が細い細孔から太い細孔に移るときに電流の増加が観察された。この現象は,太い細孔からバルク(電解液)に移るときも観察された。これは,電流応答をモニターすることによって二重径細孔への金属充填(率)の制御が可能であることを意味する。Agがアルミニウム/アルミナ鋳型に埋め込まれた状態でメタマテリアルは動作するが,形態観察のため鋳型を溶解させた状態でSEM測定を行った。その結果,Agナノロッドの第一径の直径は80~120nm(長さ50~100nm),第二径の直径は40~50nm(200~250nm)と見積もられた。その他,XRD,拡散反射UV-Vis分光法によってキャラクタリゼーションを行った。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 微小空間における銀の析出挙動の解析2012

    • 著者名/発表者名
      中山雅晴
    • 学会等名
      第49回化学関連支部合同九州大会
    • 発表場所
      北九州国際会議場(北九州市)
    • 年月日
      2012-06-30
  • [備考] 研究室ホームページ

    • URL

      http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~nkymm/web/index.html

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公開日: 2018-02-02  

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