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2012 年度 実績報告書

BICDによる微小管依存的な物質輸送制御の構造的基盤

公募研究

研究領域細胞シグナリング複合体によるシグナル検知・伝達・応答の構造的基礎
研究課題/領域番号 23121527
研究機関群馬大学

研究代表者

寺脇 慎一  群馬大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10452533)

研究期間 (年度) 2011-04-01 – 2013-03-31
キーワード逆行性輸送
研究実績の概要

Bicaudal-D1 (BICD1)は、微小管を介して小胞膜や中心体関連タンパク質をゴルジ体や中心体周辺への逆行性輸送を制御するタンパク質であり、小胞膜上にある低分子量Gタンパク質Rab6やモータータンパク質ダイニンのダイナクチンサブユニットとそれぞれ相互作用することが報告されている。本研究では、BICD1の全長、Rab6複合体、そして、ダイナクチンサブユニットとの複合体のX線結晶構造解析をおこない、モータータンパク質が輸送分子を選別する仕組みの理解を目指す。今年度は、以下の内容について検討をおこなった。
1、ダイニンとの相互作用に関わるBICD1 N末端ドメインの発現、精製をおこない、結晶化実験をすすめた。その結果、多価アルコール類を沈殿剤とする条件において、針状結晶が析出することを確認した。今後、X線回折実験に適したサイズの結晶を得るため、結晶化条件の最適化をおこなう。
2、前年度検討したBICD1のC末端Rab6結合領域とRab6との複合体の精製試料をもちいて、結晶化スクリーニングをおこない、ポリエチレングリコールを沈殿剤とする条件において、棒状結晶が析出することを確認した。今後、組成分析とX線回折実験をおこない、構造決定を進める。
3、BICD1 C末端ドメインの単独での精製条件の確立に成功した。また、アルコール系の沈殿剤を含む結晶化条件から得られた結晶について放射光施設Photon FactoryでX線回折実験をおこなったところ分解能2Aの回折データの収集に成功した。今後、重原子同県置換法による構造決定をおこなう予定である。

現在までの達成度 (段落)

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] βカテニン破壊複合体の再構成の試み2013

    • 著者名/発表者名
      池田裕貴、寺脇慎一
    • 学会等名
      超異分野学会
    • 発表場所
      東京(品川)
    • 年月日
      2013-03-16 – 2013-03-16
  • [学会発表] Wnt シグナル伝達経路で機能する DIX ドメインを介した相互作用の構造生物学2012

    • 著者名/発表者名
      勝谷拓也、寺脇慎一、柴田直樹、山本英樹、Marc Fiedler、Mariann Bienz、菊池 章、 樋口芳樹
    • 学会等名
      日本結晶学会年会
    • 発表場所
      宮城県(仙台)
    • 年月日
      2012-10-25 – 2012-10-26
  • [学会発表] ERM蛋白質による膜貫通型プロテアーゼMT1-MMP認識の構造的基盤2012

    • 著者名/発表者名
      寺脇慎一、北野健、青山美樹、箱嶋敏雄
    • 学会等名
      日本生化学会関東支部例会
    • 発表場所
      群馬(前橋)
    • 年月日
      2012-06-23 – 2012-06-23

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公開日: 2018-02-02  

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