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2023 年度 実績報告書

発達期網膜における非対称神経接続再編成の臨界期の解明

公募研究

研究領域脳の若返りによる生涯可塑性誘導ーiPlasticityー臨界期機構の解明と操作
研究課題/領域番号 23H04241
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

米原 圭祐  国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 教授 (80510619)

研究期間 (年度) 2023-04-01 – 2025-03-31
キーワード先天性眼振 / 網膜 / 神経回路発達 / 自発神経活動 / オーキシンデグロン法
研究実績の概要

空間的に非対称な神経接続は感覚情報処理を支える重要な回路構造である。網膜において視覚的な動きの方向を検知する方向選択性細胞の重要な回路基盤は、スターバースト細胞からの空間的非対称な抑制性入力である。研究代表者は以前、生後2週のマウス網膜においてスターバースト細胞から方向選択性細胞への接続が対称から非対称へと再編成されることで方向選択性回路が完成すること、先天性眼振の原因遺伝子であるFrmd7の変異マウスではこの再編成が起こらず水平方向の方向選択性が発達しないこと、を明らかにした。また、最近になって新生仔期網膜においてアセチルコリン依存性の自発発火の波を仲介するbeta2-nAChRの変異マウスにおいても水平方向の方向選択性が発達しないことが示された。本研究では、Frmd7の分子機能とアセチルコリン依存性自発発火の機能協調が非対称回路再編成に重要であるとの仮説を検証する研究を行った。この目的のために、摘出網膜からのカルシウムイメージングや電気生理記録、時期特異的タンパク質分解法、ウイルスベクターによる遺伝子導入、マウス遺伝学などの多分野にまたがる手法を組み合わせた。これらの研究により、接続の非対称性が中枢神経系に創出される臨界期の特定及びその基盤となる分子細胞機構の基本原理を明らかにすることを狙う。また、本研究で得られた知見は先天性眼振の発症機構のより深い理解に貢献することが期待される。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Emerging computational motifs: Lessons from the retina2023

    • 著者名/発表者名
      Matsumoto Akihiro、Yonehara Keisuke
    • 雑誌名

      Neuroscience Research

      巻: 196 ページ: 11~22

    • DOI

      10.1016/j.neures.2023.06.003

    • 査読あり
  • [学会発表] Comprehensive GABA imaging in the mouse retina2023

    • 著者名/発表者名
      米原圭祐
    • 学会等名
      Neuro2023
    • 招待講演
  • [備考] Yoneharalab.org

    • URL

      https://yoneharalab.org/

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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