公募研究
本年度は、まずムライマイシンのアルケンスキャニング誘導体を合成し、そのMraY阻害活性評価を行った。その結果、ロイシン、エピカプレオミシジン、バリン残基のいずれをアリル基で置換した誘導体も酵素阻害活性を保持し、これらのアミノ酸残基は活性発現に重要ではないことが示唆された。次にアリル基に対する置換基導入に関して、どのような反応が適用できるかを検討し、クロスカップリング・メタセシス反応が適用可能であることがわかった。また、ムレイドマイシン誘導体の合成についても検討した。ジアステレオ選択的C-Hアミノを利用したジアミノブタン酸の立体選択的・効率的な合成を確立し、さらに銅触媒を用いるカルボキサミドとヨードオレフィンのクロスカップリングと続くペプチドカップリングを用いる事で、ムレイドマイシン誘導体の母骨格の一般的合成法を確立した。本法を用いて、アルケンスキャニング誘導体の合成検討を行った。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 1件)
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