研究領域 | 人工光合成による太陽光エネルギーの物質変換:実用化に向けての異分野融合 |
研究課題/領域番号 |
25107521
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
高木 慎介 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (40281240)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | ナノ材料 / エネルギー移動 / 光捕集系 / 人工光合成 / ポルフィリン |
研究概要 |
ガラス基板上に、粘土LB法を用いて、粘土積層膜を作成することに成功した。この膜のキャラクタリゼーション、及び、膜中の色素のキャラクタリゼーションを行った。その結果、色素が高密度に存在しながら、好適な光化学的性質を維持していることを明らかとした。また、異なる色素を用いることで、膜の積層方向へのエネルギー移動反応に成功し、光捕集デバイスの作成に向け、大きく前進した。特にLB法を用いて、精密な膜における定量的なエネルギー移動効率の算出に成功した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた、ナノシートー色素複合膜をLB法により作成することに成功した。また、エネルギー移動効率の測定にも着手することができた。今後展開予定の、一部の色素の合成が遅れているものの、おおよそ、計画通りに研究は進行している。
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今後の研究の推進方策 |
従来の予定どおり、ガラス器具の購入などを進め、研究を効率的に進める予定である。特に、エネルギー移動に用いる色素の種類を多数展開し、太陽光の有効利用という当初の目的を目指して研究を進める。ナノシートの積層数も、増やしていく予定である。
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