公募研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
Bacillus属細菌が生産する未知イソプレノイドを単離・構造決定したところ、ファルネシルファルネシルアセトンであった。天然物としてファルネシルファルネシルアセトンを見出したのは初めての例であった。したがって、ファルネシルファルネシルアセトンの生合成酵素は完全に未知である。今後、新規酵素であるファルネシルファルネシルアセトン合成酵素の探索研究を行っていく予定である。新型メナキノン修飾酵素の発掘に関しては、納豆菌の生産するメナキノンの単離・構造決定を進行中である。新型セスキテルペン環化酵素に関しては、B. pumilusからセスキテルペンを検出することが出来なかった。
2: おおむね順調に進展している
新規酵素であるファルネシルファルネシルアセトン合成酵素の存在が示唆されるまで研究が進んだ。来年度、新型酵素の発見が期待されるため。
ファルネシルファルネシルアセトン合成酵素を同定し、ホモログのゲノムマイニング、基質許容性解析・多機能性解析、酵素改変による非天然型創出、新規・非天然型天然物の生理活性を推進していく。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (8件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
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