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2014 年度 実績報告書

腎臓および肺の線維化を左右するユビキチン制御の解明

公募研究

研究領域ユビキチンネオバイオロジー:拡大するタンパク質制御システム
研究課題/領域番号 25112508
研究機関浜松医科大学

研究代表者

北川 雅敏  浜松医科大学, 医学部, 教授 (50294971)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードユビキチンリガーゼ / 線維化
研究実績の概要

ユビキチン依存性分解は極めて重要な細胞内の量的制御システムであり、細胞及び個体の恒常性維持に必須である。その異常や破綻は癌、神経変性疾患等の疾患と深く関係するが、慢性腎障害や間質性肺炎等の組織線維化を伴う疾患との関連は不明の点が多く、重要課題である。本研究ではそこに関与するE3リガーゼとその基質の同定と制御機構の解析を目指した。その結果腎障害で癌抑制RBファミリーのp130RB2タンパクが著明に増加する知見を得た。それの分子機構を解析するため、線維化の細胞モデル系である上皮間葉転換(EMT)の系を用いて解析した。その結果、MCF10AのTGF-beta刺激によるEMT誘導においても早い時期にp130RB2タンパクが蓄積されるがmRNAレベルでなく、p130タンパクの分解が抑制されている事がわかった。またp130と結合するE3リガーゼ数種および脱ユビキチン化酵素をIP-MS法で同定した。
一方で転写因子GATA3はT細胞の分化に重要であるが、肺の線維化にも関与している。我々はSCF型E3リガーゼであるFbw7によってユビキチン依存的に認識、分解を受ける事、その認識に必要なリン酸化部位と責任キナーゼがcyclin A-CDK2であることを見いだした。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Fbw7 targets GATA3 through CDK2-dependent proteolysis and contributes to regulation of T-cell development.2014

    • 著者名/発表者名
      Kitagawa, K., Shibata, K., Matsumoto, A., Matsumoto, M., Ohhata, T., Nakayama, KI., Niida, H. and Kitagawa, M.
    • 雑誌名

      Molecular and Cellular Biology

      巻: 34 ページ: 2732-2744

    • DOI

      10.1128/MCB.01549-13

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] T 細胞分化過程におけるGATA3のFbw7依存的分解の分子機構2014

    • 著者名/発表者名
      北川雅敏、北川恭子
    • 学会等名
      第87回日本生化学学会大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2014-10-18
  • [学会発表] GATA3 is a novel target for an E3 ligase SCF-Fbw7 in T-cell development.2014

    • 著者名/発表者名
      Kitagawa, M., Kitagawa, K.
    • 学会等名
      The FEBS EMBO 2014 Conference
    • 発表場所
      Paris
    • 年月日
      2014-08-30 – 2014-09-04
  • [備考] 浜松医科大学医学部 分子生物学講座

    • URL

      http://www.hama-med.ac.jp/uni_education_igakubu_igaku_seika1.html

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公開日: 2016-06-01  

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