公募研究
癌微小環境の新しい研究:治療抵抗性癌幹細胞内pyruvate kinase[PKM2]の『非代謝性機能』が関わる新しい癌悪性化機構の解明と創薬応用を明確な出口戦略として設定するために、PKM2の代謝性機能から『非代謝性機能』に注目して研究を進めた。前年度に引き続き今年度は解糖系酵素の非代謝性機能に注目してPKM2の下流でエピゲノムの同体を分子論的に究明した。微小環境に応答する難治性消化器癌の分子病態を究明し、革新的な創薬のための基盤を構築した。【創薬】2つの創薬標的(核移行・核内)のうち、この段階では核移行に焦点を当てて、Cell Imaging Systemでsemi-HTS(High-Throughput-Screening)した。【核内転写制御】核内PKM2複合対が結合するDNA配列をゲノムワイドで明らかにし、データベースと照合して核内PKM2下流の遺伝子を同定した。【創薬】核内PKM2が標的プロモーター結合の人工的制御をPOCとして、阻害剤、デコイをスクリーニングした。以上より難治癌の転移に関わる癌代謝とエピゲノムの関連性を分子論的に究明した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (4件)
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