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2013 年度 実績報告書

シェディング調節因子による血管収縮と透過性制御機構の解明

公募研究

研究領域細胞機能と分子活性の多次元蛍光生体イメージング
研究課題/領域番号 25113710
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

研究機関京都大学

研究代表者

大野 美紀子  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10583198)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード血管透過性 / in vivo imaging
研究概要

膜型増殖因子HB-EGFの結合蛋白質として同定したメタロプロテアーゼnardilysinが、血管平滑筋細胞、血管内皮細胞においてどのような生理的・病理的役割を持つかを明らかにすることを目的とした。血管収縮・拡張および透過性、炎症細胞の遊走・浸潤といった時間的・空間的にダイナミックに変化する現象におけるNRDcの役割を、リアルタイムイメージングを用いて明らかにし、「血管収縮調節機構」「血管透過性と炎症」という古典的テーマにおける新たな調節機構解明を目指している。
今年度は血管平滑筋特異的NRDc欠損マウスを作製し、血圧測定、組織学的解析を行った。血管内皮特異的NRDc欠損マウスの作製も予定している。今後は、血管収縮・拡張及び炎症惹起時の血管透過性におけるNRDcの役割をin vivoで解析するために、FRETバイオセンサー発現マウスとの交配を行い、血管収縮の様子をリアルタイムin vivo imagingで解析する。また炎症惹起時における血管を介した炎症細胞浸潤の様子を解析する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

血管平滑筋特異的NRDc欠損マウス作製のため、NRDc-floxedマウスとSm22αプロモーターCre-transgenicマウスの交配及び繁殖を行った。血管平滑筋特異的NRDc欠損マウスの匹数は得られ、血圧測定や組織学的解析は行えたが、FRETバイオセンサーマウスとの交配はまだ行えていない。よって、当初の計画通りに進展していると考える。

今後の研究の推進方策

FRETバイオセンサーマウスとの交配を進め、in vivo real-time imagingを行う。血管収縮の様子を観察するため、カテコラミンや血管拡張薬の投与を行い、血管透過性亢進の様子を観察するため、腸炎モデルを作製し腸間膜動脈における炎症細胞の遊走・浸潤を観察する予定である。in vivo imagingの前に、各種薬剤に対する反応条件を決定するため、予備実験を行っておく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 京都大学循環器内科 分子病態研究グループ

    • URL

      http://kyoto-u-cardio.jp/kisokenkyu/sentan-bunshi/

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公開日: 2015-05-28  

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