公募研究
要素的な機能を持つ回路に立脚した脳の構造基盤を解明するために、①神経活動とシナプス形態・分子発現の相関関係をナノレベルの構造単位で明らかにする技術基盤の構築と、②活性化神経回路網を選択的に可視化する技術の開発の2点に焦点を当てて研究を行ってきた。平成26年度は、申請者の福井大学への異動に伴い、実験動物の移動や実験装置の移設など研究基盤の再整備を行う必要が出たため実験が中断した。この中断からの回復は当初の予想以上に難航したが、共同研究者を受け入れて実験を行うなど、回復を促進する工夫を取り入れることで、年度内に実験を再開することができた。また、メゾ回路研究領域内部の共同研究も積極的に行い、東北大学八尾寛研究室に加え、新たに大阪大学・山本宣彦教授との研究を開始するなど、領域内の研究課題の推進にも努めた。更に、領域共催の「光操作研究会」で3次元走査型電子顕微鏡による脳内神経回路研究の現状について実際の解析示しながら紹介するなど、最新のネットワーク解析技術の紹介や啓蒙にも努めた。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)
J Comp Neurol
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
10.1002/cne.23774
Eur J Neurosci
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http://kaibou2.med.lab.u-fukui.ac.jp/