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2014 年度 実績報告書

血管と諸器官のワイアリング機構

公募研究

研究領域血管ー神経ワイヤリングにおける相互依存性の成立機構
研究課題/領域番号 25122702
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

依馬 正次  滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 教授 (60359578)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード動物 / 発生・分化
研究実績の概要

Flk1陽性中胚葉細胞群は、VEGFの入力シグナルに応じて、血球・血管内皮・心筋その他の中胚葉細胞由来組織への配分がなされ、(中胚葉由来の)各臓器・組織のサイズが決定されるというBody Planの新しいメカニズムを検証することを目的とした。
H26年度では、このモデルを検証するためにVE-cadherin promoter/enhancerを用いて、Flt1 cDNAを血管内皮細胞においてのみ発現させ、血管内皮細胞におけるFlt1が心臓発生を制御していることを直接的に検証することを目標として行ったが、Flt1 KO ES細胞へ導入したところ、血管内皮細胞においてFlt1を発現するようなクローンを得ることは出来なかった。
一方、血管内皮細胞を可視化するマウスは、今年度は膜結合性のmCherryを発現するFlk1 BACトランスジェニックマウスの樹立を試みたが、多数のTg個体は得られたものの、mCherryの部分を含んだ正常なトランスジーンを有する動物は殆ど無く、欠失したような個体が大部分であった。
さらに、新規血管内皮細胞特異的遺伝子の一つとして、Lrrc33という膜タンパク質の解析を行っているが、腫瘍を移植すると、ノックアウトマウスにおける腫瘍サイズが小さいことが分かった。腫瘍内皮細胞と腫瘍マクロファージを単離したところ、血管内皮細胞だけでなく、腫瘍マクロファージにおいても強く発現が認められることが分かった。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Neurons limit angiogenesis by titrating VEGF in retina.2014

    • 著者名/発表者名
      Okabe K, Kobayashi S, Yamada T, Kurihara T, Tai-Nagara I, Miyamoto T, Mukouyama YS, Sato TN, Suda T, Ema M, Kubota Y.
    • 雑誌名

      Cell

      巻: 159 ページ: 584-596

    • DOI

      cell.2014.09.025.

    • 査読あり
  • [学会発表] VEGF-Flk1による心臓発生のメカニズム2014

    • 著者名/発表者名
      西江 友美, 大津 彩香, 平島 正則, 小柴 和子, 竹内 純, 渋谷 正史, Janet Rossant, 高橋 智, 依馬 正次
    • 学会等名
      日本分子生物学会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2014-11-26

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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