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2013 年度 実績報告書

サンゴに共生する光合成性アピコンプレクサ類の比較ゲノム学的研究

公募研究

研究領域複合適応形質進化の遺伝子基盤解明
研究課題/領域番号 25128712
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

研究機関沖縄科学技術大学院大学

研究代表者

將口 栄一  沖縄科学技術大学院大学, マリンゲノミックスユニット, 研究員 (90378563)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード渦鞭毛藻の核ゲノム / 褐虫藻 / サンゴ / 共生 / ゲノム進化
研究概要

褐虫藻Symbiodinium minutum(クレードB1)の核ゲノムの概要配列の決定と解析の結果をまとめ、論文として公表した(Shoguchi et al., 2013)。この論文の準備に際し、多くの共同研究者の協力を得ることができ、またそのゲノム情報はゲノムブラウザ上で公開中である(Koyanagi et al., 2013)。
クレードB1のプラスチドゲノムとトランスクリプトームの比較解析を行い、その結果を共同研究者とともにまとめた。
またイルミナHiseqより得られたリードをアセンブルすることにより、褐虫藻クレードA3(2,200Mb)とC(2,700Mb)のゲノム概要配列(クレードB1と同程度の質)を決定した。
共生の成立に関わる重要な遺伝子群を探るために、サンゴ幼生に褐虫藻を共生させる実験を行い、トランスクリプトーム解析用のサンプルを得た。そのトランスクリプトーム配列決定とゲノムマッピングによる比較解析を開始した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

全ゲノム配列を決定しそれを解析した後、その結果を論文として公表するには、多くの研究者の協力と相当の時間を必要とした。渦鞭毛藻類としてははじめてとなる褐虫藻の核ゲノムの論文を報告できた点において、達成度は高いと考えている。
サンゴ幼生に褐虫藻を共生させたときに起こる褐虫藻の遺伝子発現の変化の解析はやや遅れている。しかしながら褐虫藻クレードA3, B1, Cのゲノム概要配列を決定しているので、それを利用することにより、信頼性の高い解析ができ、今年度中に結果を得ることが可能であると考えている。
サンゴに共生するアピコンプレクサを単離し、そのゲノム概要配列を決定することに関してはかなり遅れている。

今後の研究の推進方策

共生実験により得られたトランスクリプトームデータを解析することに関しては、やや遅れている。連携研究者の協力により結果が得られた後、それらをまとめ、できるだけ速やかに論文として報告したいと考えている。
サンゴに共生するアピコンプレクサの単離がうまくいかない場合には、できるだけアピコンプレクサのゲノムの割合が多いDNAを調整し、そのDNAの配列をシーケンシングすることについても検討したいと考えている。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2014 2013 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 渦鞭毛藻類の独特な核ゲノム2014

    • 著者名/発表者名
      將口栄一
    • 雑誌名

      原生動物学雑誌

      巻: 47 ページ: 1-8

    • 査読あり
  • [雑誌論文] サンゴ礁を生んだ無脊椎動物と藻類の共生は, どのように進化したのか?2014

    • 著者名/発表者名
      將口栄一, 新里宙也
    • 雑誌名

      細胞工学

      巻: 33 ページ: 454-458

  • [雑誌論文] Draft assembly of the Symbiodinium minutum nuclear genome reveals dinoflagellate gene structure2013

    • 著者名/発表者名
      Shoguchi, E., Shinzato, C., Kawashima, T., Gyoja, F., Mungpakdee, S., Koyanagi, R., Takeuchi, T., Hisata, K., Tanaka, M., Fujiwara, M. et al.
    • 雑誌名

      Current biology

      巻: 23 ページ: 1399-1408

    • DOI

      10.1016/j.cub.2013.05.062

    • 査読あり
  • [雑誌論文] MarinegenomicsDB: An Integrated Genome Viewer for Community-Based Annotation of Genomes2013

    • 著者名/発表者名
      Koyanagi, R., Takeuchi, T., Hisata, K., Gyoja, F., Shoguchi, E., Satoh, N., Kawashima, T.
    • 雑誌名

      Zoological science

      巻: 30 ページ: 797-800

    • DOI

      doi: 10.2108/zsj.30.797.

    • 査読あり
  • [雑誌論文] サンゴに共生する渦鞭毛藻類のユニークなゲノム構造2013

    • 著者名/発表者名
      將口栄一
    • 雑誌名

      生物の科学 遺伝

      巻: 67 ページ: 466-471

  • [学会発表] サンゴに共生する渦鞭毛藻類のゲノム構造とその進化

    • 著者名/発表者名
      將口栄一
    • 学会等名
      日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸国際展示場
    • 招待講演
  • [学会発表] サンゴに共生する褐虫藻のゲノム解読

    • 著者名/発表者名
      將口栄一
    • 学会等名
      3分野合同シンポジウム(新学術領域研究「生命科学系3分野支援活動/がん・ゲノム・脳」)
    • 発表場所
      一橋大学一橋講堂
    • 招待講演
  • [備考] MarinegenomicsDB

    • URL

      http://marinegenomics.oist.jp/genomes/gallery

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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