• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実績報告書

生体内でポリアミンが起こす環化反応の検証とターゲット探索

公募研究

研究領域天然物ケミカルバイオロジー:分子標的と活性制御
研究課題/領域番号 26102743
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

田中 克典  国立研究開発法人理化学研究所, 田中生体機能合成化学研究室, 准主任研究員 (00403098)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワード細胞・組織 / 抗体 / 有機化学 / アクロレイン / ポリアミン
研究実績の概要

これまでに、ポリアミンがDNAやRNAと結合して、細胞増殖に寄与したり、エピジェネティクスを制御することが知られている。そこで、報告者が見出した共役イミンの[4+4]反応により生成する、8員環のエピジェネティクスに関する効果を検討した。生体内でポリアミンが自身でアクロレインを放出して8員環を形成しているならば、これらの化合物もエピジェネティクスを自在に制御しているのではないかと想起した。平成27年8月までの研究期間内で、様々な8員環を作用させた細胞に対して、抗体を用いた蛍光観察、あるいはその抽出物をWenstern blotting で検討した。その結果、1,5-ジアザシクロオクタンは、ヒストンの特定リジン残基のメチル化レベルを顕著に向上させることを見出した。さらに、これらメチル化されたヒストンは核小体へと速やかに移行することを明らかにした。一方、末端に水酸基やアミノ基を持つアミンとa,b-不飽和共役アルデヒドとの新規反応に基づいて、キラルなポリアミン誘導体を合成することに成功した。これらキラル化合物とアクロレインとの[4+4]反応によって生成する8員環ライブラリーを用いることによって、今後、エピジェネティクスを選択的に制御する化合物やクロマチンの凝集効果を示す化合物を探索する基礎を築いた。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

備考

平成27年度から新規の科学研究費助成事業(新学術領域)に採択されたため、本課題を辞退する。8月時点での実績を報告するが、この時点では本成果を外部に報告していない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 備考 (2件)

  • [備考] 研究代表者(田中克典)所属機関(国立研究開発法人理化学研究所)ホームページ

    • URL

      http://www.riken.jp/research/labs/associate/biofunct_synth_chem/

  • [備考] 研究代表者(田中克典)研究室オリジナルホームページ

    • URL

      http://www.riken.jp/nori-tanaka-lab/

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi