公募研究
本研究では、ソフトマテリアルの非平衡物性の解析から現象の普遍性を理解することを目指し、レーザー干渉法を用いた実験により基本的かつ挑戦的なテーマまでを包括する研究活動を行った。物理的に制御可能な非平衡系として、安定な温度勾配をつくり、温度勾配をドライビングフォースとする濃度勾配形成現象についての一連のデータ取得が本研究の主要な内容である。臨界現象やガラス転移現象などとのカップリングに着目しながら、ソフトマテリアルの分子レベルでの相互作用が、温度勾配下におけるマクロな濃度勾配形成の大きさと方向を決定している分子論的メカニズムを系統的に理解することが各実験系においてほぼ達成できた。これは、ソフトマテリアル研究および非平衡熱力学の発展に寄与する事を意味する。2年間の研究期間内に設定していた個々のサブテーマにおいて、データ取得は計画通り進んだと言える。得られた成果の論文や国際会議等の業績は次項以降に記した。成果発表に至っていないデータや知見は、今後国際会議発表および論文投稿していく。また、本新学術領域の班友としてこの研究領域の発展に寄与していく所存である。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 2件、 査読あり 6件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (57件) (うち国際学会 4件、 招待講演 2件) 図書 (1件) 備考 (3件)
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