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2014 年度 実績報告書

超加速進化型オルガネラゲノムを持つマラリア原虫の創成と予測進化学への応用

公募研究

研究領域マトリョーシカ型進化原理
研究課題/領域番号 26117706
研究機関順天堂大学

研究代表者

平井 誠  順天堂大学, 医学部, 准教授 (50326849)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2016-03-31
キーワードオルガネラ / アピコプラスト / ミューテーター
研究実績の概要

マラリア原虫は核の他にアピコプラストとミトコンドリアに独自のゲノムを持つ。本研究領域において創出に成功したアピコプラスト(Api)ミューテーター(アピコプラストゲノムに高頻度で変異が発生するネズミマラリア原虫)をマラリア生物学の革新的ツールとして利用することが本申請課題の目標である。また、ミトコンドリア(Mit)ミューテーターを作成することも目的とする。2つのミューテーターによりオルガネラゲノムを加速進化させた場合の核ゲノムへの影響を調べる事により、本領域の最大の目的である「核-オルガネラ間のクロストーク」を実験的に検証する。本年度は、P. bergheiゲノムデーターベースからアピコプラストで機能することが推定される3’→5’ エキソヌクレアーゼ候補遺伝子をピックアップし、候補遺伝子のC末にGFPを付加したコンストラクトをP. bergheiに導入した。GFPのシグナルがApiへ移行することを確認した。組換え原虫をマウスを通して継代感染した後、アピコプラストゲノムをUltra-deep sequencingに供した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

組換え原虫の作成に想定以上の時間を要したことから、研究の進捗は予定よりも遅延した。しかし、最終的には目的の原虫の作成に成功した。

今後の研究の推進方策

組み換え原虫をマウスを介して継代感染した後にアピコプラストゲノム内に蓄積した変異を解析し、さらに変異率等を算出する。これらの結果を論文投稿する。

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公開日: 2017-01-06  

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