研究領域 | 動的・多要素な生体分子ネットワークを理解するための合成生物学の基盤構築 |
研究課題/領域番号 |
26119708
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
磯村 彰宏 京都大学, ウイルス研究所, 研究員 (70512466)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 合成生物学 / システム生物学 / 光遺伝学 |
研究実績の概要 |
本年度は、哺乳動物細胞において相互抑制型トグルスイッチを構成する人工遺伝子回路のプラスミドベクターの構築及び細胞株の樹立に取り組んだ。まず、薬剤誘導によって活性を制御可能な抑制型転写因子のペアを選定し、EF1aプロモーターにそれぞれの応答配列を組み込んだ人工プロモーターを作製した。転写因子による人工プロモーターの抑制効果が確認できたため、相互抑制型の回路を構築し、回路が染色体上に組み込まれた安定発現株を樹立した。現在、薬剤によるスイッチング機能をFACSによって解析しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
今年度は相互抑制型トグルスイッチ回路の構築と機能解析が目標であったが、機能解析が終了していないため。
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今後の研究の推進方策 |
相互抑制型回路の機能解析が終了し次第、光受容タンパクを組み込んだ回路を使って安定発現株を樹立する。
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